タブレットをカーナビとして使うことで、高いコストパフォーマンスや、さまざまな機能を利用できる利便性が得られます。最新の地図データやエンターテイメント機能もあわせて利用でき、より快適なドライブを楽しめます。今回は、タブレットをカーナビとして使用する際のメリットと、選び方のポイントについて詳しく解説します。
タブレットをカーナビとして使うメリット
ここでは、タブレットをカーナビとして使うメリットを3つ紹介します。
メリット1|純正のものよりコスパが良い
純正のカーナビは、高機能である反面、価格が10万円を超えることが多く、家計に大きな負担になる可能性があります。しかし、タブレットを使用する場合、安ければ1万円台から購入できるため、初期費用を大幅に抑えることが可能です。さらに、タブレットには多様な用途があるため、購入したタブレットを他の目的でも活用でき、コスパの良さは、コストに敏感な方にとって、魅力的な選択肢となります。
メリット2|最新のマップ情報を簡単に更新できる
純正カーナビの場合、マップの更新には定期的なメンテナンスが必要で、更新費用がかかることが一般的です。これに対して、タブレットであれば、Googleマップやその他のナビゲーションアプリを使用することで、常に最新の地図情報を手軽に取得できます。更新はアプリのアップデートで簡単に行えるため、手間や費用を気にせず最新の道路状況に対応できる点が大きなメリットです。常に正確なナビゲーションを求める方にとって安心感を得られるでしょう。
メリット3|カーナビ以外の機能も使える
純正のカーナビは、ナビゲーション機能に特化しているため、それ以外の機能はほとんどありません。しかし、タブレットはナビゲーションだけでなく、音楽を聴いたり、映画を視聴したりといったエンターテイメント機能も同時に利用できます。長距離の運転中には動画を楽しんだり、音楽アプリでお気に入りの曲を聴くことができるので、移動時間がさらに快適になります。ドライブが楽しくなるだけでなく、家族全員で楽しめるデバイスとしても役立つでしょう。
カーナビに使えるタブレットの選び方
ここでは、カーナビとして使うタブレットを選ぶ際に注意すべきポイントを6つ解説します。
画面サイズが7~12.5インチあるか
タブレットをカーナビとして使用する場合、画面サイズは非常に重要です。小さすぎる画面では、運転中に地図やルートを確認するのが難しくなります。カーナビとして最適なサイズは7~12.5インチです。7インチは一般的なカーナビと同等のサイズで、コンパクトな選択肢です。しかし、人によっては視認性が低いと感じることもあるため、大画面を好む方には10インチ以上のタブレットがおすすめです。
GPS機能はあるか
タブレットでカーナビを使うには、GPS機能が必要です。GPSは衛星からの信号を受信し、現在の位置情報を正確に測定します。ほとんどのタブレットにはGPS機能が搭載されていますが、まれに非搭載のモデルもあります。購入する前に、GPS機能がしっかり搭載されているか確認しておきましょう。
容量は32GB以上または64GB以上あるか
タブレットのストレージ容量も重要なポイントです。カーナビアプリのみを利用する場合、16GBでも十分です。しかし、写真や動画の保存、他のアプリの使用を考える場合は、32GBまたは64GB以上の容量があると安心です。特に、長時間のドライブで多くのデータを保存する可能性がある場合は、余裕を持った容量を選びましょう。
バッテリー容量は十分か
車内では、雨水が入ってくることや飲み物をこぼすなどのハプニングが起こり得ます。そのため、タブレットに防水性能があると安心です。防水性能がIPX5以上のものを選ぶと、万が一水がかかった場合でも、タブレットの故障を防ぐことができます。特に、雨の日やアウトドアで使用する機会が多い方には、防水性能のあるタブレットがおすすめです。
防水性能はあるか
長時間のドライブでカーナビを使うなら、バッテリー容量にも注目すべきです。一般的なタブレットのバッテリー持続時間は8~10時間ですが、使用環境や画面の明るさによってバッテリーの消耗が早まることもあります。カーナビとして使用する場合、バッテリー容量が5,000mAh以上のものを選ぶと安心です。外部電源を使うことができない状況でも、長時間使用が可能です。
SIMカード対応機種であるか
Wi-Fiモデルのタブレットは、Wi-Fi環境がない場所ではインターネットに接続できないため、オンライン機能が使えません。一方で、SIMカード対応のタブレットなら、4Gや5G回線を使ってどこでもインターネットに接続でき、カーナビとしての使用が可能です。費用を抑えたい場合は、格安SIMを利用するのもひとつの手段です。SIM対応のタブレットを選ぶことで、より自由度の高いナビゲーションが可能になります。
タブレットをカーナビとして使う方法
最新のタブレットは高性能であり、さまざまなナビゲーションアプリに対応しているため、簡単にカーナビとして活用できます。ここでは、タブレットをカーナビとして使うために必要な準備や設定方法を紹介します。
タブレットを固定するホルダーを用意する
タブレットを車内に固定するためのホルダーは、安定して操作しやすく、安全な運転をサポートします。下記のようなホルダータイプがあります。
・吸盤タイプ
フロントガラスやダッシュボードに吸着させるタイプで、取り外しが簡単です。
・ホルダータイプ
シートのヘッドレストやエアコン吹き出し口に取り付けるものが一般的です。
・マグネットタイプ
マグネットを利用して簡単にタブレットを装着できるタイプで、スリムで見た目もスマートです。
価格の目安は、1,000円から3,000円程度です。また、長時間の使用ではバッテリーの消耗が激しくなるため、シガーソケットなどから電源を確保するためのケーブルも用意しておくことをお勧めします。
カーナビアプリを設定する
タブレットをカーナビとして使う際には、適切なアプリをインストールする必要があります。おすすめのナビアプリは下記の2つです。
・Googleマップ
多くの人に利用されている定番のカーナビアプリで、リアルタイムの交通情報やルート案内が充実しています。
・Yahoo!カーナビ
日本国内に特化したカーナビアプリで、細かな道案内や駐車場の情報に優れています。
どちらのアプリも無料で使用可能で、使い方もシンプルなので、初めての方でも簡単に導入できます。アプリをダウンロード後、目的地を設定し、道案内を開始するだけでナビ機能が利用可能です。
まとめ
タブレットをカーナビとして利用することで、高いコスパや、最新の地図情報やエンターテイメント機能を活用できるメリットがあります。GoogleマップやYahoo!カーナビといった無料アプリを利用すれば、常に最新の情報を得ることが可能です。タブレットを選ぶ際は、適切なサイズやGPS機能を持つモデルを選び、快適なドライブを楽しみましょう。
タブレット以外にも、オットキャストを使うのもひとつの手です。オットキャストなら、車のUSB端子に挿し込むだけで、カーナビをスマートフォンやタブレットのように使用できます。スマートフォンと連動させて、ナビアプリを使えるだけでなく、YouTubeやNetflixなどの視聴も可能なため、長距離ドライブを充実させるアイテムとしてもおすすめです。
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