カーナビにBluetoothは後付けできる?主な2つの方法を紹介

カーナビにBluetoothは後付けできる?主な2つの方法を紹介


カーナビにBluetooth機能を後付けすることで、スマートフォンからの音楽再生やハンズフリー通話が可能になり、ドライブがさらに快適になります。FMトランスミッターやミラーリングなど、手軽に取り付けられる方法も豊富です。今回は、カーナビにBluetoothを後付けする主な方法とそのメリットについて詳しく解説します。

 

【カーナビ】Bluetoothの後付けはFMトランスミッターを使う
カーナビにBluetooth機能を後付けする方法として、最も手軽なのがFMトランスミッターを使う方法です。現在の車にBluetooth機能が付いていない場合でも、このデバイスを使えば、スマートフォンからの音楽再生やハンズフリー通話が簡単に利用できるようになります。
ここでは、FMトランスミッターがどのようなアイテムかを踏まえ、接続方法を紹介します。

FMトランスミッターとは
FMトランスミッターは、Bluetoothや有線接続でスマートフォンなどのデバイスから受け取った音声を、FMラジオの周波数帯に変換し、車のオーディオに送信するデバイスです。車のFMラジオが受信できる周波数に合わせることで、Bluetooth非対応の車でも簡単に音楽再生や通話が可能になります。

メリット
FMトランスミッターのメリットは、簡単に後付けできる点です。車のオーディオシステムに物理的な変更を加えることなく、すぐにBluetooth機能を追加できます。また、コストパフォーマンスが高く、比較的安価で購入できるのも魅力です。

デメリット
一方で、FMトランスミッターにはいくつかのデメリットもあります。FMラジオの周波数を使うため、電波干渉が発生しやすいことがあげられます。特に都市部などでは他の電波が多く飛び交っているため、クリアな音質を維持するのが難しい場合があります。
また、音質が有線接続と比べて劣る場合もあるため、音にこだわる方には物足りないこともあるでしょう。

FMトランスミッターの接続方法
FMトランスミッターの接続は非常にシンプルです。
1.トランスミッターを車のシガーソケットに差し込みます。
2.トランスミッターとスマートフォンをBluetoothや有線で接続します。
3.FMトランスミッター側で空いているFM周波数を設定し、車のラジオで同じ周波数を合わせます。

これで、スマートフォンからの音声が車のスピーカーで再生できるようになります。

なお、FMトランスミッターの種類によっては、USBポートがついているモデルもあり、スマートフォンの充電を同時に行うことも可能です。Bluetooth機能が後付けされるだけでなく、便利な付加機能を持ったモデルを選ぶことも、快適なドライブをサポートしてくれます。

 

カーナビをスマホと接続する方法は他にもある


カーナビとスマートフォンをBluetooth以外で接続する方法には、いくつかの選択肢があります。ここでは、代表的な接続方法である「ミラーリング」と「ケーブル接続」について解説します。車種やスマートフォンのモデルにより最適な方法が異なるため、自分の車やスマートフォンに合った方法を検討してみましょう。

ミラーリング
ミラーリングは、スマートフォンの画面をそのままカーナビに映し出す技術で、運転中でもスマートフォンのナビゲーションアプリや音楽アプリを使用できます。ここでは、iPhoneとAndroidの接続方法、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

iPhoneのミラーリング方法
iPhoneでミラーリングを行うには、Appleの「CarPlay」機能を利用することが一般的です。CarPlayは、無線接続と有線接続の2つの方法があります。

・無線接続の場合
車とiPhoneが無線で接続されるため、ケーブルの取り回しが不要で、車内をすっきりと保つことができます。無線CarPlayをサポートしている車種であれば、簡単な設定で接続が可能です。ただし、無線接続はバッテリーを著しく消耗するため、長時間の使用には注意が必要です。

・有線接続の場合
USBケーブルを使ってiPhoneをカーナビに接続します。有線接続の利点は、接続が非常に安定しており、データ転送速度が速いことです。さらに、接続中にiPhoneを充電できるため、長時間のドライブでもバッテリー切れの心配がありません。有線CarPlayは、ケーブルの煩わしさを除けば、非常に信頼性の高い方法です。

Androidのミラーリング方法
Androidでは、ミラーリングの代表的な方法として「Android Auto」があります。Android Autoも、無線接続と有線接続の両方に対応しています。

・無線接続の場合
対応車種とAndroidスマートフォンが無線で連携し、Wi-Fi接続を利用してスマートフォンの画面をカーナビにミラーリングします。無線接続は非常に便利ですが、スマートフォンやカーナビがこの機能をサポートしているか確認する必要があります。

・有線接続の場合
USBケーブルを使ってAndroidスマートフォンをカーナビに接続します。ケーブルを使用することで、安定した接続が可能となり、接続中にスマートフォンの充電も行えるため、バッテリーの心配が不要です。

ミラーリングは、スマートフォンの画面をそのままカーナビに映すため、特にナビゲーションや音楽アプリを頻繁に利用するドライバーにとって便利な機能です。


ケーブル接続
Bluetooth以外のもう一つの一般的な接続方法は、ケーブルを使用した接続です。ここでは、AUXケーブルとUSBケーブルを使った接続方法について詳しく説明します。

AUXを使った接続方法
AUXケーブルは、スマートフォンのイヤホンジャックまたはLightningコネクタとカーナビのAUX端子を直接接続する方法です。具体的には、下記の手順で接続できます。
1.スマートフォンのイヤホンジャックまたはLightningコネクタにAUXケーブルを接続します(iPhoneの場合は、別途変換アダプタが必要な場合があります)。
2.カーナビのAUX入力にケーブルのもう一方を接続します。
3.カーナビのオーディオ設定で「AUX」モードを選択します。

この方法では、スマートフォン内の音楽やポッドキャストをカーナビのスピーカーで再生でき、操作もシンプルです。ただし、AUX接続は音声のみの伝送となるため、ナビゲーションアプリの画面をカーナビに映し出すことはできません。音質は安定していますが、ケーブルの長さや取り回しに注意が必要です。

USBを使った接続方法
USBケーブルを使用する接続方法は、音楽や動画の再生に加えて、スマートフォンの充電も同時に行えるため、多くのドライバーに好まれています。具体的には、下記の手順で接続が可能です。
1.スマートフォンとカーナビのUSBポートをUSBケーブルで接続します。
2.カーナビのオーディオ設定で「USB」モードを選択します。

スマートフォンの音楽アプリやナビゲーションアプリを起動し、カーナビ側で再生や操作が可能になります。
USB接続は、データ転送速度が速く、音質も非常に良いため、音楽を高音質で楽しみたい方に向いています。また、充電しながら使用できる点も大きなメリットです。特に長距離運転時には、スマートフォンのバッテリー残量を気にすることなく、安心して使用できます。
ただし、USB接続には対応するカーナビとスマートフォンが必要ですので、事前に自分の車とスマートフォンが対応しているかを確認することが重要です。

 

対応車種であればオットキャストの活用もおすすめ

オットキャストは、車のUSB端子に挿し込むだけで、カーナビにBluetooth機能を追加できる便利なデバイスです。対応している車種であれば、わざわざカーナビの買い替えをせずに、後付けでBluetoothを利用可能です。
オットキャストを使用することで、カーナビ画面をスマートフォンやタブレットのように操作できるだけでなく、YouTubeやNetflixなどの動画アプリも視聴可能となり、長距離ドライブがさらに楽しくなります。また、スマートフォンと連携して音楽を聴いたり、ハンズフリー通話も簡単に行えます。
簡単にカーナビの機能をアップグレードしたい方はオットキャストの利用を検討してみてください。

 

まとめ
カーナビにBluetooth機能を後付けする方法として、FMトランスミッターやミラーリングが便利です。FMトランスミッターは手軽にBluetooth接続ができ、スマートフォンからの音楽再生や通話が可能になりますが、音質が劣ることがあります。
Bluetooth以外でも、ミラーリングやケーブルで接続する方法もあり、車種やニーズに合わせて最適な方法を選ぶと良いでしょう。

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