洗車 タイミング

洗車のベストなタイミング・しない方が良いタイミングを解説!

洗車のベストなタイミング・しない方が良いタイミングを解説!

導入文

愛車を美しい状態で保つためには、こまめな洗車を行いましょう。しかし、いざ洗車しようと思っても、天候などの影響が心配でベストなタイミングが分からない方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、洗車のベストなタイミングと避けるべき場合を解説します。

 

洗車のベストなタイミング

走行中、車にはさまざまな汚れが付着します。多少の汚れなら雨で洗い流される場合もあるものの、しっかりと落とすためには定期的な洗車が欠かせません。

 

洗車は、いつ行うのかによって効果が異なります。ここでは、洗車の効果を高めるベストなタイミングを解説します。

 

季節別の時間帯

 

洗車のタイミングをはかる要素のひとつが、時間帯です。季節ごとに適した時間帯は異なっており、タイミングを誤ると重労働となるおそれがあります。

 

各季節で洗車に適した時間帯は、次の通りです。

 

春秋|午後4時ごろ

 

春や秋は比較的過ごしやすい日が多いものの、日中は気温が上がりやすいため、午後4時ごろが洗車に適しています。

 

最近は、春や秋でも夏のような気温を記録することがあります。熱中症のリスクを考えると、太陽が高い位置にある時間帯は避けたほうが安心です。午後3時をすぎるころには気温が下がり、日差しも弱くなります。

 

暑さ対策の観点から考えると、早朝に洗車する選択肢もあります。しかし、春秋の朝晩は冷え込む日もあるため、気温が高すぎず低すぎない夕方のほうがおすすめです。

 

夏|午前8時前後、夕方

 

夏は、春や秋以上に熱中症リスクへ配慮しなくてはなりません。午前8時前後や夕方など、過ごしやすい時間帯を選んで洗車しましょう。

 

日中は日差しが強く、車体も熱くなります。作業中の負担を軽減するためには、日差しが弱い朝や夕方の作業がおすすめです。

 

仕上がりを美しくする意味でも、朝や夕方のほうが適しています。暑い時間帯の洗車は水滴が蒸発しやすく、拭き取る前に乾いて水シミができるおそれがあります。

 

冬|午前中

 

冬は熱中症リスクがない分、日中に活動しやすい季節です。ただし日が短くなるので、午前中の洗車がおすすめです。作業が進むにつれて日が昇る時間帯となり、気温も上がって洗車しやすくなります。

 

注意点は、早すぎる時間帯を避けることと熱湯は使用しないことです。早すぎる時間帯は気温が低く、洗車に向いていません。熱湯は窓ガラスやワイパーを傷める原因となるため、汚れが落ちやすい温水を用意しましょう。

 

天気

 

天気も、洗車の仕上がりを左右する要素です。ここではおすすめの天気に加えて、雨の日に洗車しても問題ないのかについて解説します。

 

<h4>風のない曇りの日がおすすめ</h4>

 

晴れた日よりも、風のない曇りの日が洗車に適しています。晴れた日は日差しが強い分、イオンデポジットやウォータースポットのリスクが高くなるためです。水滴が強い日差しを集めると、塗装面に悪影響をおよぼすおそれがあります。

 

曇りの日は乾燥を避けられる分、水シミのリスクが低くなります。

美しく仕上げたいなら、日差しが弱い曇りの日がベストです。

 

風の強さにも注目しましょう。強い風はホコリや砂を運んでくるため、車体に汚れや付着したり傷を付けたりします。加えて、春になると花粉や黄砂も舞います。風のない日に洗車すれば、洗った直後に風によってホコリや砂が舞い上がり、車体に付着する心配はありません。

 

雨の日に洗車してもいい?

 

雨の日の洗車は、汚れが落ちやすいメリットがある一方で、ワックスがけやコーティングなどの作業に適していません。

 

コーティングは艶出しで美しい見た目に仕上げるのみならず、水を弾く効果も期待できます。しかし、雨の日に洗車すると、仕上げ作業でワックスやコーティング剤を塗り広げることは困難です。

 

洗車をするドライバー自身も、雨具を着用する必要があります。

雨の日に洗車するときは、作業効率が下がるリスクを理解した上で取り掛かりましょう。

 

【車の色別】洗車のベストな頻度

洗車のベストな頻度は、2週間~1か月ごとが一般的な目安です。

洗車は、頻度が多ければ多いほど良いわけではありません。作業するドライバーと車体の両方にとって負担とならない頻度で行うことが大切です。

 

また、車の色によっても、ベストな洗車の頻度は異なります。ここでは2~3週間の頻度が適している色と、1~2か月のペースで十分な色に分けて解説します。

 

洗車の頻度についての詳細は、下記の記事もご覧ください。

洗車の最適な頻度は?保管場所やカラー別に解説。今すぐ洗うべきケースも

 

白・黒・赤|2~3週間

 

2~3週間を目安にこまめな洗車が必要な色は、白・黒・赤の3色です。いずれも汚れが目立ちやすいため、雨跡やホコリ、泥などが付着すると外見を損なうおそれがあります。

 

きれいな愛車をいつも乗りこなしたいなら、蓄積した汚れが目立ちやすくなる2~3週間の頻度を目安に洗車しましょう。

 

シルバー・青|1~2か月に一回

 

1~2か月ごとの洗車で十分な色は、シルバーや青です。白や黒、赤とは反対に、汚れが比較的目立ちにくいメリットをもっています。

 

日常的に付着するホコリや汚れ程度なら、気にならないでしょう。1~2か月に一回の頻度で洗車すれば、きれいな状態を保てます。

 

すぐに洗車をしたほうが良いタイミング

日々の走行で自然に付着するホコリや汚れ程度なら、定期的な洗車で十分です。一方で、中にはすぐに洗車をしたほうが良いケースもあります。

 

今すぐ洗車すべき場合

 

付着した物質によっては、「次の休日に洗おう」「気が向いたときに作業しよう」では遅い場合があります。放置すると車体や塗装に悪影響をおよぼす物質もあるので、今すぐに対処することが大切です。

 

汚れを見つけたらすぐに対処すべき場合を3つ解説します。

 

虫汚れ

 

虫汚れは、見た目に加えて塗装面にも問題があります。走行中の車にぶつかった虫は、衝撃で体液が漏れた状態で車体に付着します。虫の体液には酸が含まれているため、塗装面に付着すると浸食してダメージとなりかねません。

 

塗装を劣化から守るためには、車体に付着した虫を取り除くのみでは不十分です。洗車で体液ごと洗い流し、塗装へのダメージを防ぎましょう。

 

鳥のフン

 

鳥のフンは見た目の問題のみならず、塗装への影響も考えられます。虫の体液と同じく、鳥のフンにも酸が含まれているため、放置すると塗装を傷付けるおそれがあります。

 

車体への影響を防ぐためにも、早めに取り除くことが大切です。

 

花粉

 

車体に付着した花粉は、シミの原因になりやすい汚れのひとつです。なるべく早く洗い流しましょう。

 

ただしシミになっても、熱で落とせる場合があります。花粉は虫汚れや鳥のフンに比べると緊急性が低く目立ちにくいため、余裕をもって対処できる汚れです。

 

早めに洗車すべき場合

 

今すぐに絶対洗車すべきとまではいかないものの、早めに対処したほうが良い場合もあります。

 

ここでは、早めに洗車すべきケースを3つ解説します。

 

悪天候の後

 

悪天候の中、走行したり屋外の駐車場に停めたりしていた場合は、早めの洗車がおすすめです。

 

雨には、空気中の汚れも含まれています。雨跡が水垢になると目立ちやすいため、洗車で早めに洗い流しましょう。

 

泥道を走った後

 

雨上がりの未舗装道路など、泥まみれの道を走った後は、車体にも泥が跳ねています。泥自体は放置したからといって重大な影響をおよぼすわけではないものの、時間が経つと泥が固まって取れにくくなります。

 

少ない手間で対処できるうちに、早めに洗車しましょう。

 

海沿いや融雪剤が撒かれた道を走った後

 

海沿いを走った後は、海風で運ばれた塩分が車体に付着しているおそれがあります。塩分を放置すると、錆を引き起こします。早めに洗車で塩分を落とし、錆を防ぎましょう。

 

融雪剤も、錆の原因となることがあります。冬場に融雪剤が撒かれた道を走った後も、早めの洗車がおすすめです。

 

洗車をしないほうが良いタイミングは?

 

コーティングを施した直後は、洗車は避けたほうが無難です。コーティングを施した直後は、完全に硬化していない状態です。洗車するとコーティングが剥がれるおそれがあります。

 

最低でも1週間ほどは時間を置き、コーティングが硬化するまで待つことが大切です。1週間経った後も、すぐに洗剤を使用するのではなく、しばらくは水洗いで軽く汚れを落とす程度にしましょう。

 

洗車を頻繁に行うことも、コーティングの剥がれを引き起こす原因です。剥がれが生じなくても皮膜が劣化して、塗装面が傷付きやすくなります。

 

まとめ

 

泥でぬかるんだ道や海沿いを走行したときや、大量の花粉・虫が付着したときは、早めに洗車しましょう。冬場も道路に撒かれた融雪剤が飛び跳ねて車体に付着しているおそれがあるため、錆の防止に洗車しておいたほうが安心です。

 

車体が汚れの目立ちやすい色かどうかも、洗車のタイミングを判断する参考になります。ベストなタイミングで洗車して、愛車をいつまでも美しい状態に保ってあげましょう。

前後の記事を読む

タイヤの空気圧は高めが良い?空気圧の目安と高める際の注意点を解説

コメントを書く

このサイトはhCaptchaによって保護されており、hCaptchaプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。