車に欠かせないアイテムのひとつにカーナビがあります。カーナビには数多くの種類があるため、どれを選べば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。今回はカーナビの選び方を4つの観点から解説します。
カーナビの選び方1.画面サイズで選ぶ
カーナビを選ぶ際に画面サイズは重要な要素のひとつです。画面サイズは7~12.5インチが一般的であり、大きいと地図が見やすく操作しやすいという利点があります。また、テレビやDVDなどを迫力のある映像で楽しみたいなら、大きな画面を選ぶと良いでしょう。
画面が小さめのカーナビであっても、基本的な機能や性能は大きい画面のカーナビと差はありません。大きいカーナビの方が高額になるので、費用を抑えるなら小さなカーナビを選ぶのもおすすめです。
基本的には自分の好みのサイズを選べば問題ありません。ただし、車種によっては大きいカーナビを取り付けられない可能性があります。自分の車に合ったサイズなのかを確認しましょう。
カーナビの選び方2.設置タイプで選ぶ
カーナビは種類によって設置タイプが異なります。設置タイプごとの特徴を紹介します。
インダッシュタイプ
インダッシュタイプは、ダッシュボードに埋め込んで設置するタイプのカーナビです。オーディオ一体型が多く、立体感のある上質な音楽を楽しめるため、オーディオ機能に重点を置きたい方にはおすすめです。
すっきりとした見た目で、運転中の邪魔にはなりません。しかし、設置場所を自由に選べないため、カーナビが見えづらい場合があります。車種によっては、設置時にエアコンの送風口やスイッチを塞いでしまうかもしれません。
オーディオ一体型が一般的であるため、取り付けられるサイズに上限があります。10インチを超える大きなモニターのカーナビは取り付けられない可能性が高いので注意してください。
オンダッシュタイプ
オンダッシュタイプは、ダッシュボードの上にモニターを設置するタイプのカーナビです。インダッシュタイプと比べると、自分が確認しやすい位置にカーナビを設置できるのがメリットです。
ダッシュボードに埋め込む必要もないため、大きなサイズのカーナビも設置できます。どのカーナビでも車体を問わずに設置できるのは魅力です。
しかし、設置する場所次第では、運転の際に視界の妨げになる可能性があります。配線が見えてしまう、日差しや外からの熱の影響を受けやすいといった点も注意したいポイントです。
オーディオ機能をはじめとした別の機能を使用する際は、切り替え操作が必要になります。操作性から考えると、インダッシュタイプの方がおすすめです。
カーナビの選び方3.記憶媒体の種類で選ぶ
最近のカーナビは音楽や動画を取り込む機能が搭載されています。それらのデータを記録するのに欠かせないのが記録媒体です。ここでは、記録媒体別のカーナビの特徴を紹介します。
メモリータイプ
最近のカーナビで主流になっているのが、SD・SDHC・SDXCカードなどを使用したメモリータイプです。近年、大容量化が進んだことで、人気が高まっています。振動に強く、操作したときの反応も早いのが特徴で、SDカードなどの持ち出しが簡単なので、地図の更新も自宅のパソコンで気軽に行える、といったメリットがあります。
使用できるカードの種類や対応容量は、メーカーやモデルによって異なるため、購入する際にはカーナビがどのカードに対応しているかを確認してください。メモリータイプはカードの交換が容易で、必要に応じて容量を拡張できます。
カーナビを使用していてデータがいっぱいになっても、対応できるのが魅力です。今やHDDタイプよりも価格が高い傾向にありますが、SDカードの価格が下がっているため、徐々に安くなると考えられます。
記憶媒体の種類で悩んだら、基本的にはメモリータイプを選ぶのが良いでしょう。
HDDタイプ
HDDタイプのカーナビは、これまで高機能で大容量という特徴が評価を得ていました。しかし、メモリータイプの大容量化が進み、機能も強化されてきたことで潮目が変わり、人気に陰りが出ています。
HDDタイプはカーナビの故障にともない、データが消失するリスクがあります。使用する場合は、データの消失に備えてバックアップを作成しておくと安心です。
HDDタイプはメモリータイプと異なり、PCに取り込んだデータを持ち込めません。表示速度もメモリータイプと比べると遅い点には注意が必要です。メモリーカードの差し替えが手間だと感じる方には、HDDタイプがおすすめです。
カーナビの選び方4.欲しい機能で選ぶ
カーナビは商品によって独自の機能を備えている場合があります。欲しい機能を備えているかどうかでカーナビを選ぶのもおすすめです。ここでは、カーナビに備わっていると嬉しい機能を紹介します。
Bluetooth対応
Bluetooth対応のカーナビを使用すれば、スマートフォンと接続し、ハンズフリー通話や音楽の再生ができます。営業の仕事をしていて、取引先からの電話にすぐに出なければいけない場合は、いつでもハンズフリー電話が可能になるBluetooth対応のカーナビがおすすめです。
現在はスマートフォンのアプリで音楽を再生するのが一般的です。Bluetooth対応のカーナビであれば、メモリーカードやHDDに音楽を取り込まなくても、好きな音楽を楽しめます。
一度接続を設定すれば、次回以降は自動的に接続されるため手間はかかりません。快適にドライブを楽しみたい方には、Bluetooth対応のカーナビがおすすめです。
安全運転サポート
安全運転サポート機能が搭載されたカーナビは、交通規制を事前に案内してくれるため、急な交通規制にも対応しやすくなります。安全な運転が可能になるだけでなく、渋滞に巻き込まれるリスクも減らせるのはメリットです。
安全運転サポート機能は、機種ごとに細かな機能が異なります。より詳細な案内や独自のサポート機能が備わっている場合もあるため、購入時にはカーナビごとの機能の違いを確認してください。
VICSまたはVICS WIDE
VICSおよびVICS WIDEは、最新の道路交通情報をリアルタイムでカーナビに送信するシステムです。道路上の交通状況、事故、渋滞情報、工事情報などをタイムリーに提供してくれるため、最適なルートを選択しながら運転できます。
VICS WIDEは、VICSよりさらに進化したシステムで、対応エリアが広く、より多くの情報をカバーしています。リアルタイムの交通情報に加えて、駐車場の空き情報や天候情報、災害時の避難情報なども提供してくれるのは、VICS WIDEならではの魅力です。
VICSやVICS WIDEを利用することで、目的地までの正確な到着時間を把握することが可能となり、不安やイライラを解消できるでしょう。長距離ドライブや観光地への移動時にも、VICSやVICS WIDEを活用すれば、可能な限り渋滞を避けて快適に目的地へ移動できます。
営業担当で取引先への移動が多い方や、休日に車で遠出をする機会が多い方は、VICSやVICS WIDEが搭載されているカーナビがおすすめです。
まとめ
カーナビには数多くの種類があり、機能や金額にも幅があります。画面サイズや設置タイプ、機能性などを比較し、快適なドライブをサポートしてくれるカーナビを選びましょう。
カーナビまでは必要ないけれど、ディスプレイオーディオ機能は欲しいと考えている方や、Bluetoothを利用したハンズフリー電話がしたいと考えている方は、オットキャストがおすすめです。
オットキャストはスマートフォンと連携させて、ディスプレイオーディオ上などでアプリを使用できます。快適に音楽を聴いたり動画を視聴したりできるオットキャストをぜひチェックしてみてください。
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