高速道路の深夜割引はいつまで?現行ルールと2026年以降の変更点を徹底解説

高速道路の深夜割引はいつまで?現行ルールと2026年以降の変更点を徹底解説

高速道路をお得に利用したい方にとって、気になるのが「深夜割引」です。「何時から安くなる?」「どれくらい割引される?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

さらに、深夜割引は制度の見直しが予定されており、現行制度と新制度の情報が混在しています。

この記事では、現在利用できる深夜割引の条件と、今後予定されている変更点を分かりやすく解説します。

*記載内容は2026年8月14日時点の情報です。利用前にはNEXCO各社などの公式サイトで最新情報をご確認ください。

1. 高速道路の深夜割引の基本ルールと条件

2026年8月時点では、従来の深夜割引が引き続き適用されています。まずは、現在利用できる制度の時間帯や割引率、利用条件を確認しましょう。

1-1. 午前0時〜4時に走っていれば通行料が3割引になる制度

現在の深夜割引は、毎日0時〜4時に対象道路を走行すると通行料金が30%割引になる制度です。全車種が対象で、曜日や利用回数、走行距離の制限もありません。

0〜4時の間に高速道路を利用するほか、0時前に入り4時以降に出るなど、対象時間帯をまたぐ走行も割引対象です。

1-2. 割引を受けるにはETCの無線通行が必要

深夜割引を利用するには、ETCカードを車載器に挿入し、ETC無線通信で走行することが基本条件です。事前の申し込みは必要ありません。

通行方法 深夜割引
ETC車載器+ETCカードで無線通行
ETC2.0で無線通行
現金・一般のクレジットカード ×

出発前にETCカードの挿入や有効期限も確認しておきましょう。

1-3. 道路によって割引率や判定方法が異なる

NEXCO3社の対象道路では原則30%割引ですが、首都高速・阪神高速にはそれぞれ独自の深夜割引があります。

道路 割引率 主な判定基準
NEXCO3社の対象道路 30% 対象時間帯の利用
首都高速 20% 最初のETCアンテナの通過時刻
阪神高速 20% 最初の入口の通過時刻

京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路など、NEXCOの深夜割引対象外となる道路もあります。

2. 深夜に走るとどれだけ得する?割引後の料金と試算のやり方

NEXCOの深夜割引は30%引きなので、長距離になるほど節約額も大きくなります。

実際の料金は、利用するICや車種、経路によって異なるため、出発前に料金検索を利用するのがおすすめです。

2-1. 東京〜大阪など長距離では数千円安くなることも

30%割引の場合、通常料金が高い長距離区間ほど差額も大きくなります。

通常料金 30%割引の目安 節約額
5,000円 約3,500円 約1,500円
10,000円 約7,000円 約3,000円
15,000円 約10,500円 約4,500円

実際の料金は道路や経路によって異なるため、具体的な区間は料金検索で確認しましょう。

2-2. 出発前に自分の走行区間で料金を確かめる手順

料金はNEXCO各社の料金・ルート検索で確認できます。

  • 出発ICと到着ICを入力する
  • 車種を選択する
  • 利用日・時間を設定する
  • ETC料金や割引料金を確認する

時間を変えて検索すると、通常時間帯と深夜利用時の料金差も比較できます。見直し後の料金については、NEXCOが提供する深夜割引シミュレーターも利用できます。

3. 制度改定で深夜割引はこう変わる|押さえたい5つのポイント

深夜割引は今後、大幅な見直しが予定されています。主な違いは次のとおりです。

比較項目 現行制度 見直し後
対象時間 0時〜4時 22時〜翌5時
割引対象 条件を満たした走行 対象時間帯の走行分
上限距離 なし あり
割引方法 料金を直接割引 後日還元
事前登録 不要 原則ETCマイレージ登録が必要

3-1. ポイント1|対象時間が22時から翌5時までに広がる

見直し後は、対象時間帯が0〜4時から22時〜翌5時へ拡大されます。

これまで対象外だった22〜24時や4〜5時も対象になるため、深夜割引を利用できる時間は4時間から7時間に広がります。時間を合わせるための「0時待ち」を減らす狙いもあります。

3-2. ポイント2|対象時間に実際に走った分だけが割引される

最大の変更点は、22時〜翌5時に実際に走った分だけが割引対象になることです。

現行制度のように、対象時間帯を少し走るだけで全区間が30%引きになる仕組みではありません。そのため、見直し後は「何時に降りるか」より、対象時間帯にどれだけ走ったかが重要になります。

3-3. ポイント3|割引対象となる走行距離に上限が設けられる

見直し後は、速度超過などの無理な運転を防ぐため、割引対象距離に上限が設定されます。

  • 大型貨物車・特大貨物車など:1時間あたり90km
  • それ以外の車両:1時間あたり105km

利用時間が4時間を超える場合は休憩時間も考慮して上限距離が計算されます。上限を目的に無理な運転をする必要はありません。

3-4. ポイント4|22時台に流出する場合は20%となる経過措置も

運用開始後5年程度は、負担の急増や新たな交通集中を抑えるため「激変緩和措置」が実施されます。

特に、22時台に高速道路を流出する場合は、対象となる走行分の還元率が20%となる仕組みです。通常の最大30%とは扱いが異なるため注意しましょう。

3-5. ポイント5|その場で値引きされず「後日還元」になる

見直し後は、出口で直接値引きする方式から後日還元方式へ変わります。

個人利用の場合は、原則としてETCマイレージサービスへの事前登録が必要です。

  • ETCマイレージサービスへ登録
  • 対象時間帯に高速道路を利用
  • 通常どおり料金を支払う
  • 割引相当額が後日還元される

登録前の走行は対象にならないため注意しましょう。

4. 新しい深夜割引の開始時期は?改定の理由と「値上げでは」の声を検証

深夜割引の見直しは発表済みですが、2026年8月時点でも開始日は決まっていません。

ここでは制度が見直される背景と、利用者への影響を整理します。

4-1. なぜ見直されるのか|「0時待ち」による混雑を減らすため

現行制度では、割引を受けるため0時前後まで料金所やSA・PAで待機する「0時待ち」が課題となっています。

こうした車両の滞留による混雑に加え、トラックドライバーの長時間労働なども問題です。見直しには、割引目的の待機を減らし、夜間交通を分散させる狙いがあります。

4-2. 適用開始はいつ?2026年8月時点でも開始日は未定

2026年8月14日時点で、新しい深夜割引の開始日は公表されていません。

2026年3月3日のNEXCO3社の発表では、データ連携機能の構築が完了し、システムの動作確認・検証を進めている段階とされています。

運用開始までは、現在の「0〜4時・30%割引」が継続します。

4-3. 本当に負担は増える?走り方によって損得が変わる

見直し後に得するかどうかは、対象時間帯をどれだけ走るかによって変わります。

22〜24時や4〜5時を多く走る方は対象時間の拡大がメリットです。一方、これまで0時をまたぐだけで全区間30%引きになっていた方は、割引額が減る可能性があります。

長距離利用者向けには、長距離逓減制の拡充も予定されています。

5. 改定後も損をしない走り方|出発時刻と割引の組み合わせ方

現行制度と見直し後では、お得になる走り方が異なります。現在利用できる制度を正しく使いつつ、新制度の開始後に慌てないようポイントを押さえておきましょう。

5-1. これからは「降りる時刻」より対象時間帯に走ることが重要

見直し後は、22時〜翌5時にどれだけ走ったかが割引額を左右します。

そのため、走行時間の多くが対象時間帯に入るよう出発時刻を逆算するのがポイントです。

なお、現行制度では0〜4時を含む走行が割引対象です。割引のために本線上で停車することは避け、安全を優先して休憩や走行計画を立てましょう。

5-2. 他の割引制度と重ねて使える?繁忙期の扱いも確認

深夜割引とほかのETC割引は、制度ごとに重複時の扱いが異なります。

制度 深夜割引との主な関係
休日割引 条件に応じて有利な料金を適用
平日朝夕割引 重複時には適用条件あり
ETCマイレージ ポイント計算の対象

休日割引はGW・お盆・年末年始など交通混雑期に適用されない日があります。一方、現行の深夜割引は毎日利用できるため、繁忙期の移動でも活用しやすい割引です。

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