カーナビの種類とは?本体の型から記録媒体まで徹底解説

カーナビの種類とは?本体の型から記録媒体まで徹底解説


カーナビは、車種や用途に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。しかし、カーナビには、インダッシュ型、オンダッシュ型、ポータブル型の3つの種類があり、それぞれに特徴があります。また、純正カーナビと社外カーナビの違いも考慮する必要もあります。今回は、カーナビの種類と選び方について詳しく解説します。

 

カーナビの種類は3つカーナビには大きく分けて3つの種類があります。それぞれのタイプには、特徴やメリット・デメリットがあり、自分の車や使い方に合ったカーナビを選ぶことが重要です。ここでは、それぞれのカーナビの種類を詳しく解説します。


種類1|インダッシュ型
インダッシュ型カーナビは、ダッシュボード内にモニターが収納されるタイプのカーナビです。2DINやAV一体型と呼ばれることもあります。車のオーディオスペースを活用して設置されるため、内装にすっきりと収まるのが特徴です。

メリットとしては、車内のデザインを崩さずに設置できることが挙げられます。オーディオと一体型になっていることが多く、操作が直感的で使いやすいといわれます。特に内装をスタイリッシュにしたい方には最適な選択肢です。

一方でデメリットとしては、設置場所が固定されるため、視界によってはカーナビが見づらい場合があることが挙げられます。また、車種によってはエアコンの送風口やスイッチがカーナビによってふさがれてしまうことがあり、その場合はカスタマイズが必要になります。

種類2|オンダッシュ型
オンダッシュ型カーナビは、ダッシュボードの上にモニターを設置するタイプです。このタイプのカーナビは、インダッシュ型に比べてモニターの位置が高く、視線の移動が少なくなるため、安全性が高まります。また、どの車種にも取り付けができるという汎用性も大きなメリットです。

しかし、オンダッシュ型はインダッシュ型に比べて外観がややスタイリッシュさに欠ける点がデメリットです。また、ナビ本体が別の場所に設置されることが多く、オーディオ機能やDVD再生などを使用する際に、切り替え操作が必要になることもあります。

種類3|ポータブル型

ポータブル型カーナビは、取り外しが可能で、他の車にも簡単に移動させることができるカーナビです。取り付けは吸盤や両面テープで行い、シガーソケットから電源を供給します。このタイプは最も取り付けが簡単で、すぐに使用できるのが特徴です。

ポータブル型のメリットは、価格が比較的安価で、必要に応じて複数の車両で使い回すことができる点です。また、コンパクトで持ち運びも簡単なため、車を複数所有している方や、レンタカーをよく利用する方には特に便利です。

デメリットとしては、配線が目立つことや、モニターサイズが小さめで見にくい場合があることが挙げられます。そのため、デザイン性や視認性を重視する場合は、他のタイプのカーナビの方が適しているでしょう。

 

カーナビは純正品と社外品に違いがある

新車を購入した際、カーナビを取り付けることを検討している方は、純正カーナビと社外カーナビのどちらを選ぶべきか迷うことが多いでしょう。どちらにもメリットとデメリットがあるため、購入前にしっかりと理解しておくことが重要です。ここでは、純正カーナビと社外カーナビの違いについて詳しく解説します。


純正カーナビとは
純正カーナビは、自動車メーカーが販売時に組み込むナビシステムで、「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の2種類があります。メーカーオプションは、車の製造段階で取り付けられ、後から交換するのは難しいです。一方、ディーラーオプションは、車が完成した後に取り付けられるため、比較的取り外しや交換が容易です。

純正カーナビの大きなメリットは、車種に合わせたデザインの一体感や操作性です。ステアリングスイッチとの連動がスムーズで、操作が直感的にできるように設計されています。また、保証期間が3年程度と長く、新車購入時に地図の更新や修理サービスを依頼しやすい点も魅力です。

しかし、デメリットとしては、自動車販売店でしか取り扱っていないため、選択肢が少ないことや、本体価格が高いことが挙げられます。さらに、同じ車種でない限り、車を乗り換える際にナビを引き継ぐことができない点も注意が必要です。


社外カーナビとは
社外カーナビは、自動車メーカー以外のオーディオ機器メーカーや電子機器メーカーが販売しているナビシステムです。カー用品店やインターネットで購入でき、選べる商品のバリエーションが豊富なのが特徴です。

社外カーナビのメリットは、価格が純正ナビと比べて安いこと、そして多くの車種に対応していることです。これにより、車を乗り換えた際に取り外して新しい車に取り付けることができます。

ただし、デメリットとしては、保証期間が1年程度と短いことや、取り付け費用が別途かかることが挙げられます。また、車のシステムと連動しないことが多く、ナビ操作が車のインターフェースと分離してしまう場合もあります。デザイン面では後付け感があり、内装との一体感がやや欠けることがある点もデメリットです。

 

カーナビの記録媒体にも種類がある!

カーナビ本体の選択だけでなく、カーナビに搭載されている記録媒体にもいくつかの種類があります。それぞれの記録媒体には特長があり、用途や予算に応じて適切なものを選ぶことが必要です。ここでは、代表的なカーナビの記録媒体について詳しく解説します。


記録媒体1|メモリーカード
メモリーカードタイプのカーナビは、SDカード、SDHCカード、SDXCカードなどを使用します。これらのカードは、他の記録媒体と比較して性能に大きな差がないため、コストパフォーマンスの良い選択肢です。

また、メモリーカードの容量が増加し、表示速度も速くなるなど、かつてデメリットとされていた部分が大幅に改善されています。そのため、近年では手軽に購入できるメモリーカードタイプのカーナビが一般的になっています。

ただし、メーカーやカーナビの種類によって使用できるカードの種類や容量が異なるため、購入前に対応するカードを確認しておくことが重要です。


記録媒体2|ハードディスクドライブ
ハードディスクドライブ(HDD)は、メモリーカードと並んで主流の記録媒体です。HDDタイプのカーナビは、大容量であり、高機能な点が特徴で、高級機種として人気があります。

大容量のデータを扱えるため、音楽や動画、地図などを多く保存できるほか、ナビゲーション機能でも画像データを多く使うことで、より見やすい画面表示を実現しています。

ただし、HDDは故障のリスクがあるため、バックアップを定期的に取ることをおすすめします。データを保護しておくことで、万が一のトラブル時にも安心して使用することができます。


記録媒体3|ソリッドステートドライブ
ソリッドステートドライブ(SSD)は、HDDに代わる記録媒体として、フラッシュメモリーを使用します。HDDに比べて、動作音が静かで、データの読み取り速度が速いことが特長です。また、SSDはコンパクトで軽量、消費電力が少ないため、省エネルギー性能が高いです。

価格はメモリーカードタイプと同様に比較的安価で、コストパフォーマンスに優れています。ただし、SSDタイプはまだ一般的に広く普及しているわけではなく、交換や修理が手軽ではない場合もあるため、慎重に選ぶことが求められます。


記録媒体4|DVD
DVDを使用するカーナビは、かつて主流でした。カーナビが初めて登場したころはCD-ROMが使用されていましたが、より大容量のデータを扱えるDVDが普及しました。

DVDを使うことで、地図の更新が簡単に行える点が魅力です。しかし、現在ではメモリーカードやHDD、SSDタイプのカーナビが主流となっており、DVDタイプのカーナビはあまり見かけなくなっています。最新のカーナビを検討する際は、DVDタイプはあまり選ばれない傾向にあるため、購入時に注意が必要です。

 

まとめ
カーナビは、インダッシュ型、オンダッシュ型、ポータブル型の3つの種類があり、それぞれの特徴を理解して選ぶことが重要です。純正カーナビは車との一体感や操作性が魅力ですが、価格が高めで選択肢が限られます。一方、社外カーナビは価格が安く、機能や車種に応じた多様な選択が可能です。さらに、記録媒体にも違いがあり、メモリーカードやHDD、SSDなどの選択肢があります。自分のニーズに合わせて最適なカーナビを選びましょう。

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